竹浪比呂央ねぶた研究所

竹浪比呂央

豊かな色の広がりを感じさせる迫力のある造形を

ねぶた師 竹浪比呂央

ねぶた師は、子供たちの憧れの職業であり、また多くの人から尊敬される存在です。けれども経済的な側面から見ると、ねぶた師への道は極めて厳しいものです。

大型ねぶたの実制作は季節労働であるため、一人前になるまで10年はかかるといわれる修業期間にも、他に定職に就くことはできません。かつては第一線のねぶた師でも、冬の間は出稼ぎに出る人もいたといいます。

この現状を変えるため、竹浪比呂央ねぶた研究所だけではなく、全てのねぶた工房の参画を募り、大型ねぶたの制作を大きな柱としながらも、ねぶた独自の技術と感性を活かした多彩なデザインプロダクツの制作を目指しています。

そこから生まれた商品群を、世界市場に向けて販売していくことで、ねぶた師をめざす若者たちに生活基盤を提供し、後継者育成によるねぶた文化の永続性確保に寄与していきたいと日々活動しています。

主な制作実績

  • 1989年
    大型ねぶた制作デビュー、以後毎年制作
  • 1996年
    ハンガリー建国1100年祭出陣ねぶた
    ブダペストにて制作
  • 1998年
    活彩あおもり大祭典
    東京ドーム出陣ねぶた制作
  • 2005年
    第13回 あおぎん賞 受賞
  • 2007年
    アメリカロサンゼルス二世ウィーク出陣ねぶた制作
  • 2010年
    竹浪比呂央ねぶた研究所 設立
  • 2012年
    第30回 NHK東北放送文化賞 受賞
  • 2015年
    椎名林檎『長く短い祭/神様、仏様』
    CDジャケット「大間の天妃神 千里眼と哪吒」使用協力
    アメリカロサンゼルス二世ウィーク出陣ねぶた制作
  • 2016年
    青森県佐井村へ「箭根森八幡」中型ねぶた制作
  • 2017年
    ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段」展示オブジェ
    「相馬太郎良門 妖術を修る」制作
椎名林檎『長く短い祭/神様、仏様』CDジャケット
「大間の天妃神 千里眼と哪吒」
ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段」展示オブジェ
手塚茂樹

「迫力と華やかさ」というねぶた独特の不思議なバランスを追求したい

ねぶた師 手塚茂樹
手塚茂樹

幼い頃ねぶたに魅せられて以来、ねぶたの無い青森は想像出来ません。先人が守り伝えてきたこの素晴らしい伝統を、さらに次の世代に繋ぐためにも、見る人を惹きつけるねぶたを作っていきたいと思います。

そして、地域や季節にこだわらず「ねぶた文化」の魅力を発信していくことで、子供から大人まで多くの人達にねぶたをもっと身近に感じてほしいと思います。それが、ねぶた制作への興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

主な制作実績

  • 2006年
    浅虫温泉ねぶた制作(〜2013まで)
  • 2011年
    映画「わさお」わさおねぶた制作
  • 2014年
    大型ねぶたデビュー、以後毎年制作
  • 2015年
    映画「スターウォーズ・フォースの覚醒」PR用
    「シスねぶた」制作
  • 2016年
    北海道新幹線開業記念キャンペーン企画
    「ビッグベンねぶた」制作
    東京・銀座「パブ・カーディナル」にて展示
  • 2021年
    青森 キン肉マン マッスルショップ展示用
    「キン肉マンねぶた」制作
スターウォーズ・フォースの覚醒PR用「シスねぶた」
青森 キン肉マン マッスルショップ展示用「キン肉マンねぶた」

趣意

  • ねぶたの創造と研究を主とし
    「紙と灯り」の造形としての可能性を拡充し発表を続ける。
  • 後継者育成のための環境を整備し、積極的にこれに取り組み、
    ねぶた文化継承に貢献すべく努力する。

活動内容

活動内容
  • 大型ねぶた制作
  • 地域ねぶた制作
  • 著作権管理
  • ねぶた関連各種デザイン
  • 講演・出版・各種メディア出演
  • ねぶた関連商品(グッズ)企画・販売
  • 青森ねぶた史に係る資料(写真・文献)の保存・管理
  • ねぶた制作講習会

アトリエ

竹浪比呂央研究所

研究所内にスタッフがいる場合は、お気軽にお声掛けください

竹浪比呂央研究所アクセスマップ
見学時間
10:00-17:00
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合翌日)
年末年始、その他展示替等